「発達障害」? その1

発達障害

 「発達障害」という言葉は今ではかなり市民権を得ていて、ここ30年ほどの間に急速に社会的認知が広がりました。時には都合の良い使われ方をしていることも最近では増え、当事者としては歯痒いことを感じることも多くなってきましたが、昔の頃の「発達障害」について全く理解してもらえないときの苦しさに比べれば、それもまた致し方ない過渡期の現象かなと思ったりもします。

 社会的認知が広がったとは言っても、その理解度は人によって玉石混同です。未だに「アスペ」という単語が当たり前のように使われてしまうこともしばしばです(このことについてはまた改めて書こうと思っています)。

「知って向き合うADHD」http://www.adhd-info.jp/educators/adhd-about/developmentaldisorder.html から引用

 今では発達障害は上の図のように分類されていますが、数年前までは違った用語が使われていました。数年後にはまた基準の見直しが行われ変わっていくものと思われます。この発達の領域はまだまだ不明なことが多く日々情報が変化していきます。新しい情報を手に入れることは大切なことですが、情報過多になりそれに振り回されるようになっては本末転倒です。私自身、発達障害児の親ですが、世の親御様たちにはどっしりと構えていてほしいと考えています。

 

 私が発達障害について初めて知ったのは大学1年のときです。その頃はまだ日本に「発達障害」という概念が入ってきていないような状況で、「学習障害」(上の図でSLDに当たります)がやっと研究者、専門家の中で認知されてきたくらいでした。幸いなことに私は大学で、学習障害研究の第一人者上野一彦先生の講義を受けることができ、結果として教員としてのキャリアのスタート時から、子供たちを観察する指標の一つとして「発達」という概念を持つことができました。正直、その頃の教員で発達障害といった考え方を認識している人は殆どいなかったです。

 それを考えると今はかなり教育界では理解が深まってきていますが、親の立場になるとまた違います。私自身が発達障害の子の親になるなんてその頃には想像もできませんでした。

 教員としても親としても発達障害の子供と関わってきた経験を踏まえ、今後情報を発信していきたいと思います。

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