発達障害と感覚過敏

発達障害

 発達障害や知的障害を抱えている方には感覚過敏がある方が見られます。特にASDの特性が顕著な方に多く見られます。

 人間には視覚、聴覚と言った外部からの情報(刺激)を受け取る働き(感覚)がありますが、この感覚が敏感すぎて生活に支障が出るほどになっている状態を「感覚過敏」と言います。逆に感覚が鈍感になる場合もありこれは「感覚鈍麻」と言います。目や耳で刺激をキャッチしますが、その刺激の信号は脳で処理されます。この脳での処理の程度には個人で差異があり、脳の機能に偏りがある発達障害の方、特にASDの方の脳は刺激を過剰に受け取ってしまう確率が高くなってしまうということです。

 具体例を少し紹介します。

  • 視覚過敏:良い天気の日や家電量販店などの強い光が絶えきれないほど眩しく、目や頭が痛くなったりします。
  • 聴覚過敏:小さな音を全部拾ってしまって疲れたり、授業などで相手の話だけでなく周りの友達の小さな声まで聞こえて、誰が何をしゃべっているのかわからなくなることがあります。
  • 嗅覚過敏:柔軟剤や化粧品などのニオイで吐き気を催し苦痛を感じます。女性がお化粧をするときなど、嗅覚過敏のある女性は化粧品を選ぶのに苦労します。
  • 味覚・食感過敏:独特な食感や舌触りの食べ物が苦手です。その人にとって口の中に入れた際の食べ物の感覚が不快なのです。ぬめっとした食感のきのこ類やシャキシャキした感覚の生野菜や果物、チクチク感のある揚げ物、濃い味付けのものなどを受け付けない人が多いようです。また丼もののようにご飯とおかずが一緒に口に入るのを嫌がるケースもあります。
  • 触覚過敏:何かが体に触れることに異常に敏感です。チクチクした感覚のセーターや服のタグに不快感を抱きます。また、雨や風に当たることや、突然のボディタッチも苦手なケースがあります。小さいときにお母さんとのスキンシップでやたらとグズる子はこの触覚過敏がある可能性があります。

この他にも平衡感覚や温痛覚が過敏になるケースもあります。

 

 うちの息子の場合嗅覚過敏が顕著です。一緒にいると犬みたいに匂いを嗅ぎ取ります。小さいときなど、息子にとって辛い匂いを感じると辺り構わず「くせ〜!」と口に出してしまうので(空気読めません)、親であるこっちがヒヤヒヤしたものです。他にも痛覚も敏感でやたらと痛がりますし、白飯はなかなか食べません。

 今は笑い話のように書きましたが、感覚過敏の辛いところはその感覚を他人が共有することができないところにあります。本人はとにかく不快でたまらないのに周りにはそれがわかりません。その不快感を口に出せばわがままを言っていると受け取られてしまうことも多いです。

 

 ですので、お子さんに発達障害がある場合には親御さんは感覚過敏があるのではないかという視点でお子さんの行動や反応、言動に注意し、訴えがあれば受け止めてあげる必要があります。また、周囲の人達に対し、お子さんに代わって根気強く説明し理解してもらうことが大切です。

 

※サムネイルの感覚過敏マークは感覚過敏研究所様のクラウドファンディングページ

感覚過敏に悩む中学生が【感覚過敏マーク】の普及活動に挑戦!
感覚過敏に悩む現役中学生が感覚過敏研究所を設立。視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚など五感に過敏さがあることで、日常生活に困りごとがある人々が快適に暮らせる社会を作ります。第一歩として【感覚過敏マーク】の普及・啓蒙活動を行います。誰もが何かしら持っているはずの過敏さをポジティブなものに変えていきます。

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感覚過敏研究所HP:https://kabin.life/

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