発達障害と学校2 「特別支援学級と先生」

発達障害

 

こんにちは、岸渡です。

 今日は特別支援学級の先生ということでお伝えしたいと思います。特別支援学級にお子さんが通ってるおうちもあるかと思いますが、その先生方がどのようにして決まっているか、採用されているかということを、先生方の統計調査の数字からちょっと考えてみたいと思います。

 東京都の小学校を例にあげますが、管理職とか主幹教諭という立場の先生方を抜くと、平成30年度で一般の先生方が24251名で、全科の通常学級の担任が18418人、特別支援学級の担任が3175人、大体一般の先生の1/8、8人に1人は特別支援学級の受け持ちということになります。これは通常学級の担任が最大40人学級(小1は違いますけど)に対して特別支援学級の方が8人に1人ブラス学校に一人追加が入っているということで、そういう受け持ちの児童の数の違いで起きます。

 けれども採用試験で実際にどうなっているかと言うと、特別支援学校は別枠で採用があるんですけれども、支援学級の採用枠ってないんですよ。つまり、小学校全科通常学級の担任を目指して受験をしてきた先生方が特別支援学級に回っているというのが現実なんです。とすると特別支援学級に対しての専門的なスキルというのは必ずしも最初からお持ちではないということです。なので仕方なしに特別支援学級の担任をやってる方もいらっしゃるし、逆に、きっかけはともかく支援学級に行って特別支援の大切さ重要性に目覚めるというか気づかれて、ものすごく熱心に勉強されて凄いスキルの高い先生になられた方も実際いらっしゃいます。ただ、現実には最初からそこを目指して特別支援の学びというのを積み重ねてきた先生は実際は少ないということです。

 しかも現実的には裏事情であまり表に出してはいけないのかもしれないのですが、通常学級の担任だと難しい先生でも8人の面倒を見るのだったら大丈夫じゃないかということで支援学級に回ってきてしまう・・・ということは残念ながらありそうです。校長先生が校内の人事権を持ってますけども、校長先生が自校の教員を自由に選べるわけではないですから、その年に決まった先生方がいてその中でやりくりをしていくという状況で、通常学級の担任を一人で任せることは現実として学級崩壊を招いてしまう可能性がある先生もいるかもしれない。だったらチームで見る特別支援学級の方がたった一人で40人を見るよりはリスクが少ないという判断になってしまったりもします。

 こういう人事は避けたいんですけど、現実としてはない訳ではないので、実際に支援学級にお子さんを通わせてる場合に、「よかったなあ、すごい指導力のある先生がいた」というケースと「あれ?」というケースが起きてしまうというのは正直あるかなと思います。でも、そこで校長先生にクレームを入れても何とも変えられないのが現実だと思います。ちょっと情報として小耳に挟んでおきたいなと思い今日はお伝えしました。 

コメント

  1. さとうみえ より:

    あ〜、そういう事なんですね。
    わたし達保護者が感じている「違和感」みたいなものが納得できました。
    それにしても、40人と8人なら…って選択はどうなんでしょう?
    やっぱり先生方の主眼は「健常発達児」にあるんですね。
    この段階で既に「区別」されているんだなぁ…

    • Takao Kishido より:

      コメントありがとうございます。
      確かになんだかなあ、と感じられると思います。
      区別されているというより、支援級は複数の担任が居るから周りが何とかサポートしてくれるという感覚の方が強いかな^^;

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